競馬の筋道

人気のあるジョッキーの気になる年収は?

競走馬とジョッキー

競馬のジョッキーの契約形態には、厩舎所属とフリー契約の2種類があります。このうち、前者は厩舎から給料が支払われるため、年収は契約条件に左右されることになります。一方、後者の場合には一般的に獲得賞金の5パーセント程度に加え、レースの出走手当や調教馬の調教手当などが上乗せされます。
出走手当は1レースにつき4万円から8万円程度が相場で、1日に何レースもこなすことを考えるとこれだけでもかなりの収入になるのが分かるでしょう。
実際、ジョッキーになったばかりでまだレースであまり勝てていない若手であっても、400万円から500万円程度の年収を稼ぐことが可能です。

もっともこの金額はあくまでも最小限のものであり、人気のあるジョッキーになるとその年収は文字通り桁違いとなります。例えば、2019年に公表された中央競馬所属のジョッキーの収入データを見てみると、もっとも多く稼いでいる人の年収は2億円を超えています。

全体の平均年収も3,766万円となっていますので、いかにジョッキーが稼げる職業であるかが分かるでしょう。ただし、ジョッキーには誰でも簡単になれるわけではありません。ジョッキーになるためには厳しい指導で知られる養成所のカリキュラムを修了しなければならず、その後も日々の鍛錬は欠かせません。それに加えて、稼げるようになるにはレースで勝てるようになる必要があるため、それには一般人では考えられないようなハードなトレーニングが求められます。
逆にいえば、そのようなきつい環境を耐え抜いた者だけが人気ジョッキーになれるということでしょう。