競馬の筋道

競馬の醍醐味を味わえる!ハンデキャップ戦

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競馬を始めたばかりの人はあまり聞いたことがないかもしれませんが、競馬にはハンデキャップ戦というものがあります。ハンデキャップと言ってもどうやってハンデをつけるのか、疑問に思われるかもしれません。そこで、ここでは競馬のハンデキャップ戦について詳しく見ていきましょう。

まず、競馬には斤量というものがあります。斤量とは騎手と馬具などの総重量で、ハンデキャップ戦ではこれでハンデをつけます。斤量が重ければ重いほど馬に掛かる負担は大きくなり、一般的に1kg重くなるごとに1馬身の差が出ると言われています。ハンデキャップ戦以外でも減量騎手や牝馬、馬齢などによって斤量が軽くなります。ハンデキャップ戦がこれらのレースと違うのは牝馬牡馬関係なく、最近のレース結果や実績からハンデを算出し、ゴール前で同着になるように想定された斤量で行うレースであるという事です。

次にハンデキャップ戦ではどういった傾向が見られるのでしょうか。ハンデキャップ戦は前述の通り、斤量によって実力の差が埋まりますからレース自体が荒れる傾向にあります。元々荒れるレースが多い夏期にハンデキャップ戦が多いというのもありますが、高配当のレースになる可能性が高いです。また、追い込みタイプの馬より先行逃げ切りタイプの馬が馬券に絡みやすくなるのも特徴です。減量騎手+斤量が軽い先行馬ならとりあえず買っておいてもいいかもしれません。ハンデキャップ戦は競馬の醍醐味である高配当が狙いやすいレースです。ハンデキャップ戦以外でも斤量に注目して予想を立ててみると、また競馬の奥深さが分かるでしょう。